コロナ禍を乗り越え、理大祭が四年ぶりに通常開催されました!
今年は神楽坂地区でも食品販売が復活して多くの来場者が訪れました。今回新聞会はいくつかのサークルに話を伺い、理大祭当日(25日土曜日)の様子をリアルにお伝えします。
学友会「こだわりのコーヒー」
神楽坂地区の学生自治会である学友会では豆から挽くことによる芳醇な香りが特徴の本格的なコーヒーを提供。
発案者の志村さんは「コンセプトは周りが脂っこいものを出すので、味が濃い目のしっかりしたコーヒーを選んだ。最初はシンプルですっきり、後から温度が下がると甘味や酸味が少し出てくる、温度変化も楽しめるコーヒーを目指しました」とこだわりを語ってくれた。また「豆は地元の信頼している豆屋から選び、慣れない委員でも大丈夫なハンドドリップで淹れるよう、オペレーションにも気を使いました」と裏話も聞かせてくれた。
目標売上は200杯のところ、二日目15時の時点で190杯ほどと好調な売り上げを見せていた。常任委員長の大橋さんは「コツは素早く丁寧に淹れること。ゆっくり過ぎると苦みや雑味が出てしまう」と語っていた。
GRIP「サークルみんなで楽しめるように」
バドミントンサークルGRiPではチュロスを販売。チュロスはサークルメンバーで投票を取り決定した。今回食品販売に参加した理由について、サークル副代表兼理大祭責任者の清水さんは「サークルのみんなが楽しめることをしたかった。今までコロナでこういったことができなかった分、今日は思いっきり楽しみたい」と張り切っていた。
いつ行ってもブース前の列が途絶えることはなく、その通り目標売り上げは突破したようで、参加しているメンバーはみな楽しそうに笑顔を浮かべていた。
c.a.r.r.o.t「青春の場を!」
インカレバレーボールサークルc.a.r.r.o.tではクロワッサンをワッフルメーカーで焼いたクロッフルを販売。今回クロッフルを選んだ理由は味でも見た目でも注目されそうだから。サークル長の田中さんは「コロナの影響でみんなで集まって学生らしいことをするということがこの数年間できていなかった。青春できて楽しいです」と語った。
目標販売数を大きく上回り、途中追加買い出しに走ることもあったと言う。今回理大祭責任者だった三浦さんは「準備はとても大変だったが、昨日今日とみんなで協力して楽しく参加することができた。参加してよかった」と達成感のある笑顔を浮かべていた。
東京理科大学百合同好会「集大成、りかゆり∫」
百合愛好会は、その名の通り”百合”を愛好する人たちの集まりだ。
今回の理大祭にはコミケ風布教会と銘打って出展をし、理大祭用新刊として発行した「りかゆり∫」は二日目半ばで完売という偉業を達成。今回の新刊では今まで発行したvol1からvol5の表紙の設定やメイキング、そして書下ろしコラムなどを掲載。小説メインだった今までの同人誌とは一風異なり、集大成となるような冊子になった。
代表のだいずさん(ペンネーム)は「百合を知らない人でもイラストを見てかわいいな、と手に取っていただけるようにする」というこだわりを込めたとおっしゃっていた。同会は冬コミに出展する予定であり、りかゆりのvol6を新刊として持ち込むという。
模型部「期待の新星 手塗り模型の魅力」
模型部は今年度に設立された新しいサークルだ。初めは二人から始まったサークルが今では多くの部員を抱える部へと成長した。
普段はDiscordで情報交換をする事をメインの活動としている。また、時々秋葉原に行ったりもするそうだ。理大祭では部員たちの作った作品を展示したほか、塗装体験も行っていた。塗装体験には小さい子供も訪れ、賑わいを見せていた
写真の模型は部員が塗装を行ったものであり、それぞれ○○風というようにこだわりをもって作られていた。
天文研究会「星の魅力を様々な世代に」
一年生は惑星と望遠鏡がテーマ。望遠鏡は破損したものを譲り受け、手直しして作成したという。外部からの来客が多く、子供連れも見られた。
天文研究会は星夜班や流星班といった班に分かれて作品を制作していた。星座の写真や説明など小学生でも楽しめるものから宇宙論についてなど専門的知識を持った人にも見ごたえのあるものなど、工夫のある展示が多くあった。
また目玉の展示はプラネタリウムであり、教室に設置したプラネタリウムの中では近い距離で星空を楽しむことができた。
東京理科大学新聞会
当会も実は理大祭に出展していました。アンバサダーコンテストを特集した小冊子TUS+を制作していたため、RFCの部局と勘違いされる事も多かったですが……別団体です!
当日はアンバサダーコンテストの取材のほかにも、各団体への取材や、TUS+の配布ラックへの補充など、密かに活動をしていました。
冊子を手に取ってくださった方々、ありがとうございました!!