12月14日から15日にかけて、学生団体UNIEVEVTSが主催するUNIDOL 2021-22 Winter 関東予選が新宿ReNYにて執り行われた。
UNIDOL 2021-22 Winterとは
UNIDOL 2021-22 Winter とは、学生団体UNIEVEVTSが開催している大学対抗女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦の冬大会のことである。
札幌・東京・名古屋・大阪・博多の全国5都市で予選が行われ「新大陸」をテーマに2月の決勝戦に向けて激しいバトルが行われてきた。関東予選には5つの地区の中で最も多い27チームが出場し、審査員審査、会場観客投票、オンライン投票の合計得点で決勝に進む8チームが決められた。
当日大会が行われた新宿ReNYは新宿駅から徒歩10分ほどのライブ会場で、当日は厳しい寒さにも関わらず開始前から多くの観客が列を作っていた。客層は出場者の友人であろう大学生から、保護者、アイドル好きの方々など多岐にわたり、声援は感染対策で制限されていたため拍手や振り付けで応援を行っていた。
ステージは派手に彩られ、各チームの創意工夫が凝らされたパフォーマンスを楽しむことができた。1チーム7分半という限られた時間を有効活用するべく、曲の構成や衣装の早着替えなど様々な工夫を凝らしていた。どのチームも最大限チームの魅力をアピールするとともに、自分たちも全力で楽しみ、そして本気で観客に楽しんでもらおうという熱意が感じられるパフォーマンスとなっていた。
大会の順位は一日目は第1位上智大学「SPH mellmuse」、第2位慶應義塾大学「さよならモラトリアム」、第3位立教大学「立教アイドル研究会」、第4位桜美林大学「Like」となった。
二日目は第1位早稲田大学「君はトキシック」、第2位K大学「chocolat lumière」、第3位東洋大学「Tomboys☆」、第4位慶應義塾大学「UNGRID」となった。 以上8チームがUNIDOL 2021-22 Winter 決勝戦/敗者復活戦 への出場権を手に入れた。
大会終了後、見事UNIDOL 2021-22 Winter 関東予選 を制し1位通過でUNIDOL 2021-22 Winter 決勝戦/敗者復活戦 への出場権を手に入れた「SPH mellmuse」と「君はトキシック」へインタビューを行った。
上智大学 SPH mellmuse
初日一番最後に登場したチームであり、大人数でのそろったダンス、さまざまなジャンルの曲、曲に合わせた華やかな衣装が目を引いた「SPH mellmuse」さんにお話を伺った。
Q.普段はどのような活動をされていますか?
A. 大会に出場したり、学園祭やイベントなどに出演したりしています。
Q.チーム名の由来を教えてください。
A.SPHはSophia(上智)の略称で、mellはフランス語で蜂蜜、museは女神を意味しています。
Q.パフォーマンスをするうえでこだわっていることは何ですか?
A.似たような曲調を選ばないように、さまざまなジャンルの曲を踊るようにしています。人や衣装、表情で多様な世界観を演出して差別化を図っています。また、衣装は一曲一着がSPHの伝統で一着に一人衣装係がいます。コスト面も大変で、一番部員に人気だった赤いワンピースは白い物を自分たちで染めて作りました。
Q. コロナ渦での活動で大変だったことを教えてください。
A. お客様の前に立つ機会が少なかったので、お客様を意識した練習が難しかったです。
Q.予選に出場した感想を教えてください。
A.ききさん:今年は部長として臨んだ大会だったのでプレッシャーはありましたが、歴代の先輩方のようにみんなを引っ張れるように頑張りました。
ひぃこさん:1年前の初の冬大会は先輩方と予選一位で通過。今年の夏の大会は予選2位でとても悔しかったので今回良い結果が残せて良かったです。
らこさん:3年生は3人だけしか出ていません。私は2年生の手助けになれたらと思って残りました。どのくらい助けになれたかはわからないですが、優勝できてうれしいです。
おぐりんさん:私も3年生ですが自分が出場した大会で1位を取ったことが無かったので今日はとてもうれしいです。
ひとみさん:まず、先輩方や一緒に踊る仲間達、応援してくださる方々に感謝したいです。 SPHは毎年予選は好成績で通過していますが、決勝ではほぼ優勝出来ていません。特に今年はコロナ渦で練習も難しく、指導する側の指導の練習も上手く出来ませんでした。完璧なパフォーマンスを目指しているので、まだまだ満足していません。決勝では最高のパフォーマンスをしてぜったいに優勝したいです。
Q. UNIDOL 2021-22 Winter 決勝戦/敗者復活戦 に向けての意気込みをお願いします。
A. 約1年半振りに開催される決勝戦、やっと巡ってきたチャンスを絶対に掴み取って優勝したいです。
SPH mellmuse/上智大学
早稲田大学 君はトキシック
この大会では珍しく、1人での出場にもかかわらず見事二日目1位を勝ち取った「君はトキシック」さんにお話を伺った。
Q.普段どのような活動を行っていますか?
A.イベントや学園祭、大会出場に向けて、平日の夜と土日のどちらかに練習をしています。学業やアルバイトなどと両立させながら、自分のペースで参加の頻度も調整出来るため、無理のない範囲で楽しく活動しています!
Q.チーム名の由来を教えてください。
A.”トキシック”という言葉の意味に因んで、見てくださっている方が夢中になってしまうような”中毒性のあるチーム”というのをコンセプトにしています。
Q.パフォーマンスをする上でこだわっていることは何ですか?
A.パフォーマンスは、”何を演じるか”ということももちろん大切ですが、それ以上に”誰が演じるか”ということが非常に重要であると思います。そのため、必ずしもこうでないといけないという正解はなく、その時々で出場するメンバーや人数、置かれている状況によって、「今のこのメンバーがやるのにふさわしい」ステージを作るよう意識しています。また、衣装は必ず演目が決まってからデザインを考えます。パフォーマンスが最大限に活きるよう、私たちのダンスや演技を装飾してくれるのが衣装です。そのため、必ず曲のイメージやコンセプトを考えた上でそれに合わせた衣装を製作しています。
Q.コロナ渦での活動で大変だったことを教えてください。
A.ステージの機会が少ないため、経験値が増えていかないことです。やはり大会に出るにしても、それまでにイベントへの出演を通じて多くの場数を踏むことでその経験が自分の糧となり、ダンスや表現、ステージの使い方等含めてスキルアップに繋がります。しかし、コロナの影響によりステージ数が減ってしまった分、経験を踏む場がないため、多くの成長の機会が奪われてしまったと思います。私たちはその中でも出来る限りステージに慣れるよう積極的にイベントに参加したり、学園祭ではほぼ全員のメンバーが出演したりしました。そこでは学年に関係なく出演したい曲を選んで、たくさんの曲に挑戦することで一人一人が成長できるような環境作りを行いました。
Q.予選に出場した感想を教えてください
A.今回は初めての1人での出場ということで、ダンスや構成はもちろん、衣装や音源、映像など多くの仕事をこなしながら自分のダンスとも日々向き合わなければならず、時間的にも精神的にも決して余裕のない状態での出場でした。そんな中でも、メンバー、家族や友人、そして多くの方々に応援や激励の言葉をかけてもらい、たくさんの方に支えられているんだということを身を持って感じたことで、4年間UNIDOLという大会に全てを捧げ、真剣に向き合ってきて良かったと心から思いました。そして、結果として1位という素晴らしい順位を頂き、これまで支えてくださった全ての方に恩返しをすることが出来て本当に嬉しく思っています!4年生の最後に、たった1人でも出場するという選択をして本当に良かったです!
Q.UNIDOL 2021-22 Winter 決勝戦/敗者復活戦 に向けての意気込みをお願いします
A.決勝戦では私と一緒にステージで戦ってくれるメンバーがいます!予選でたくさんの方に応援していただいた分、決勝戦ではさらにパワーアップした姿をお見せできるよう最後の最後まで決して気を抜くことなく努力し続け、私たちにできる最大限のパフォーマンスをお見せします!どうかあと少し、最後までお付き合いください!「君はトキシック」の応援をよろしくお願い致します!
また、UNIDOL 2021-22 Winter 決勝戦/敗者復活戦 は以下の概要で行われる。
興味のある方は是非観戦し、出場チームたちのパフォーマンスを見届けてほしい。
開催概要
UNIDOL 2021-22 Winter 決勝戦/敗者復活戦
日程:2022年2月28日(月)
時間:
■開場 13:30
■開演 14:20(敗者復活戦)/17:20(決勝戦)
会場:中野サンプラザホール
住所:東京都中野区中野4丁目1-1
チケット代:
◾️会場 ¥4,000(+手数料100円)
https://unidol2122winter.peatix.com
◾️オンライン ¥2,500
イベントページ
https://spwn.jp/events/22022814-unidol