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Hult Prizeを知っていますか?

2019年度に本学神楽坂キャンパス1号館で行われたHult Prizeキャンパス大会

 2020年度に経済産業省が調査した「大学発ベンチャー実態等調査」では本学が大学発ベンチャー企業数で私学1位となった。本学ではかねてから世界最大級のビジネスコンテストであるHult Prizeが行われている。今回はその概要を説明する。

Halt Prizeとは 

 Hult Prizeは、2009年に設立されたHult Prize Foundationが起業のアイデアに対して投資の機会を与えるプログラムとしてスタートしたものだ。その規模の大きさから学生の「ノーベル平和賞」ともいわれている。毎年テーマとなる社会問題が発表され、参加者はその課題を解決するためのビジネスアイデアを立案する。ビジネスアイデアを競い合い優勝したチームにはビジネスの立ち上げ資金として100万ドルが贈られる。プレゼンテーションはすべて英語で行われる。

Hult Prizeのスケジュール

キャンパス大会

 各大学での学内大会である。優勝したチームは次のリージョナル大会への出場権を獲得できる。

リージョナル大会

 各大学の代表による大会である。優勝したチームはグローバルアクセラレータープログラムへ参加できる。

グローバルアクセラレータープログラム

   世界中から選び抜かれた50チームが集まり、ロンドンで行われる8週間のHult Castleを行う。

グローバルファイナル

   選ばれた6チームのファイナリストによる世界大会。優勝したチームにはビジネスの立ち上げ資金として100万ドルが贈られる。

おわりに

 2017年には日本支部も設立されて、今では40以上の大学から1000人以上の学生がHult Prize in Japan に参加している。本学からの参加者も多い。今後のHult Prizeにますます注目が集まりそうだ。