7月18日、19日に本学で初めての試みである3キャンパス合同オンライン新歓(以下:オンライン新歓)が行われた。
本会は神楽坂地区理大祭実行委員会(以下:RFC)と東京理科大学一部体育局男子ラクロス部(以下:男子ラクロス部)にオンライン新歓についてインタビューを行った。両団体とも忙しい中、丁寧に回答してくれた。
・オンライン新歓での新入生勧誘の仕方
RFC:仕事内容によって4つの局に分かれているため、各局から1人代表者を出して自局の紹介を行った。雑談しながら魅力を伝えたり、チャットに来た質問に答えたりした。
男子ラクロス部:新入生とのコミュニケーションの後、PowerPointを使った部活紹介を行い独自の勧誘を行った。
・オンライン新歓の良かった点
RFC:オンライン新歓のお知らせがCLASSへ掲示されていた点
男子ラクロス部:SNSをやってない新入生や独自のオンライン新歓には行きにくい新入生も気軽に参加できる点
・オンライン新歓の改善点
RFC:開催時期が遅かった点
男子ラクロス部:ラクロスはマイナーなスポーツであるため、積極的に勧誘しないと中々新入生が集まらず、来てくれたのは数人だった。宣伝力が薄い点が改善点だ。
・現時点の各団体学年別構成人数
RFC:1年生110人、2年生75人、3年生56人、4年生1人
男子ラクロス部:1年生18人、2年生15人、3年生17人、4年生9人
・オンライン新歓によって入ってきた新入生の人数
RFC:10人強
男子ラクロス部:0人(仮入部1人)
・オンライン新歓前の新入生勧誘方法について
両団体:SNSの活発な利用が挙げられた。ツイッターやインスタグラムでは、「#春から理科大」を用いて頻繁にサークル・部活の紹介や宣伝を行った。LINEでは、公式LINEを用いて新入生の質問に個別に答えることで各団体の良さを伝える努力を行った。
RFC:Innovation Platform PRISMという団体主催の合同新歓イベントに参加し、新たな層の獲得に努めた。興味を持ってくれた新入生には、LINEのオープンチャットという匿名可のグループに参加してもらい、そこにリンクを貼るという方法でより詳しいサークル説明会をZoom(ズーム)にて定期的に行った。
以上より、例年と比べてSNSを有効活用したことにより、例年と変わらないか多い、新入部員獲得に至ったと考えられる。
一方でオンライン新歓は、開かれたのが遅く、事務的にCLASSに掲示されるのみで各団体の宣伝効果が乏しかったため、新入部員獲得に繋がりにくかったと考えられる。
CLASSの掲示およびメールでのお知らせによって、多くの新入生から認知されていたのは事実であり、本学が公式で行っているという信頼感からも新入生が安心して参加出来る企画であった。来年もオンライン新歓が必要になるのであれば、新入生勧誘の軸と位置づけ、早期に開催し、その後各サークル独自の勧誘を行った方が、新入生にとって選択の幅が広がるのではないだろうか。