今回は東京理科大学新聞会のOBである香川さんに新入生の2人がインタビューした。前編では新聞会の魅力について、後編では学校生活について話を聞いたので新入生には是非読んでもらいたい。
新聞会の魅力について教えてください。
いくつかありますが、まず、社会人に対する接し方を学べることです。ほとんどの社会人がメールや電話のやりとりをすると思いますが、学生時代に社会人と関わる機会ってあまりないですよね。その点、自分は新聞会でいろいろな人に取材をすることで一般的な学生よりは学べたのかなと思います。
あと2点ほど挙げると、いろいろなところに取材に行けるというのもメリットだと思います。記憶にあるのは、学校周辺の飲食店の特集で自分がよく行っていたご飯屋さんへ取材に行ったことです。実際に話を聞けたのはもちろん面白かったのですが、割引券をもらえることもあって(笑)。ありがたかったなって思いますね。また、国会議員の方に取材に行ったこともよく覚えています。当時は実感がなかったのですが、議員の方と話す機会はなかなかないですし、今思うと本当に貴重な経験だったと思います。自分でやろうと思えばどこでも行けるというのはすごく楽しかったですね。
新聞会にいたことで人とのつながりも広がりました。やはり学部・学科ごとに特色があって、人柄もかなり異なっていて、学科の人と新聞会の人では別の楽しさがありましたね。同期だけでなく、先輩、後輩との上下の関係も楽しかったなと思います。
一番印象深いインタビューを教えてください。
今考えると、やはり議員の方のインタビューが一番印象深いです。いろいろと取材に行きましたが、学内ではなく、外部の方と話す方が印象に残っています。特に議員の方の取材に行ったときは、霞が関や永田町の異様な空気感に圧倒されました。新しい刺激ではないですが、そういった意味でも鮮明に記憶に残っています。また、自分が電気関係の学科だったこともあり、関心があったメーカーの取材も楽しかったです。
新聞会に入る前、在籍中、引退後で新聞会に対するイメージはどのように変わりましたか?
新聞会に入る前は、正直新聞を書きたいと思っていたわけではなかったです。小学校から高校卒業までずっと卓球をやっていたので、部活に入ることも考えていましたが、新歓の時に新聞会の人が面白そうだなと思って入会しました。ハードではなさそう、自由な時間がありそうという印象を持ったのも入会した理由の1つです。在籍中は、とにかく先輩と話すことが面白かったです。先程も言った通りいろいろなタイプの人がいました。入会後、取材に行ったり記事を書いたりするようになってからは、最初は少し面倒だなと思うこともありましたが、実際に取材に行く中でいろいろな人に話を聞けて面白いなと思うようになりました。そういうわけで、最後の方まで在籍できたのかなと思います。在籍中は総じて楽しかったですね。引退後は、後輩がすごく頑張っているなと感じています。自分の代がそんなにやっていなかったというわけではないですが、どんどんやり方を変えていたり、ツイッターやウェブを動かしたり。感心というか、そんなおこがましいことは言えないですが、すごいなって思いますね。