規制緩和の方針も
6月1日、本学はコロナウイルスの感染状況を鑑み、当面の間課外活動の休止措置を維持することを発表した。
学生支援センターの発表によると、6月1日以降も例外を除き課外活動による入構は認められず、オンラインを除いて学内外での課外活動も認められない。さらに、課外活動ガイダンスは中止と決定、理大祭の実施については未定となった。課外活動の規制は今後緩和していく方針であり、現在「課外活動のロードマップ」を作成中としている。
課外活動ガイダンスの中止は多くの活動団体に影響を与えるだろう、オンラインでの新歓活動に限りがあるスポーツ系団体はすでに痛手を負っているようだ。今回取材をした舞踏研究部はオンラインでの新歓を実施しているが新入生が集まらないのが現状だ。「新入生にブースで直接雰囲気を伝えることができなくなりとても困っています。このような状態で部活に入る新入生は不安だと思うので心配な面もあります。」と、オンラインでの勧誘活動に戸惑っている様子。さらに「部活の練習カリキュラムが遅れていて何か対策を打たなければならないです。」と活動が休止する中での部活のレベルの低下にも不安を隠せない。
課外活動ガイダンスに向けて準備をしてきた団体も多いだけにこの決定に落胆する人も多い。本会が新歓ガイダンスに向けて作成していた新歓冊子「TUS+」はwebでの公開を検討している。
緊急事態宣言が解除された今でも、コロナウイルスの感染者数の推移は一進一退。実験などで登校する学生も無闇な人との接触をさけるなど慎重な行動を心掛けたい。一方で新入生や団体の新歓担当者はオンラインでのさらなる積極的な活動を求められている。