基礎工、長万部での全寮制教育を廃止
2月21日、本学は薬学部の葛飾移転などを含む、葛飾キャンパス再編計画を理事会で機関決定した。これに伴い、葛飾キャンパスにおいて「葛飾第二期用地」の取得に向けた動きも加速している。
本学が発表した再編計画によると、
- 2025年4月に薬学部および薬学研究科を、現在設置されている野田キャンパス(千葉県野田市)から葛飾キャンパス(東京都葛飾区)に移転する。
- 基礎工学部の学部名を変更し、理学部第一部応用物理学科を物理工学科(仮称)に改組転換し統合する。また、2023年4月に、機能デザイン工学科(仮称)を新設し、5学科体制とする。
- 改組後の基礎工学部は、1年次の長万部キャンパス(北海道長万部町)における全寮制教育を解消し、葛飾キャンパスにおいて4年間の一貫教育を行う。
としている。これにより、野田キャンパスおよび長万部キャンパスの学部学生の収容定員のうち、約1600人が葛飾キャンパスに移転することになる。
一方、基礎工学部の長万部キャンパス撤退後は、国際化のための教育の場として活用することを検討しているという。これに対し、北海道長万部町の担当者は、「突然の発表で驚いている。理事会の決定とはいえ、こちらに何の連絡もなかったことは残念だ。今後の町の対応については、現時点ではコメントできない」と語った。
画像=第二期用地の新校舎イメージ(理科大HPより)