取材

【取材】苦境を超えて最優秀選手へ 松本 遼さん

Ⅰ部体育局サッカー部に所属している松本遼さん(MS科1年)に話を聞いた。 

松本さんの所属するⅠ部体育局サッカー部は、東京都大学サッカー連盟のリーグ戦3部(以下:リーグ)に所属し、19年にリーグ優勝を成し遂げた。そして、松本さんは1年生ながらリーグの年間最優秀選手と東京のリーグ戦に所属する約40チームの中から16人が選抜される東京都選抜のAチームに選ばれた。現在松本さんは東京都代表として、レベルの高いチームメイトたちと日々練習に励んでいる。 

松本さんは、サッカー好きな父親の影響で4歳からサッカーを始めた。努力を重ねてサッカーの名門である前橋育英高校に進学し、日本一を目指す仲間たちと切磋琢磨した。しかし、高校3年生の最後の関東大会直前に靱帯断裂の大けがを負い、関東大会やインターハイへの出場が絶望的になった。そこから3ヵ月半リハビリを重ね復帰するも、復帰後1ヵ月半で2度目の靱帯断裂、高校サッカーで最大の目標としていた選手権大会も出場できなくなった。 

高校サッカーの最後の年に2度の挫折を経験した松本さんは、そこから満足にサッカーが出来ない日々を過ごした。それでもサッカーを続けたいと思った松本さんは、大学サッカーで精一杯やりきることを新たな目標にした。そして入学1年目にしてリーグ優勝を果たし、リーグ最優秀選手、東京都選抜に選ばれるなど、貴重な経験をすることが出来た。 

このことについて松本さんは「1年目を最高の形で締めくくることが出来たのは今後の自信につながった。しかし、これらの経験が出来たのは、自分1人の力ではなかったので、1年目から試合に関わらせてくれたチームの先輩方、そして、試合のたびに応援に来てくれる家族に感謝しながらサッカーをやりきりたい」と語った。 

松本さんの今後の活躍に期待が高まる。