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【旅】メルボルン旅行のすゝめ

11月初旬、オーストラリアのビクトリア州メルボルンに訪れた。日本ではオーストラリアの観光地としてシドニーやケアンズ、ゴールドコーストとともに有名である。さらに、世界的に見ると観光地としてだけでなく、英誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が発表した「世界で最も住みやすい都市ランキング」として過去に7年連続1位に選ばれている。また、異文化に対し寛容で、様々な人種や文化を持つ人が共存していることでも有名である。 

 メルボルンはもともとゴールドラッシュによって発展した都市で、当時の立派な石造りの建造物が多く残る。ホテルやマンション、商店街も石造りの建物が多い一方、高層ビルやガラス張りの駅などもあり、新しいものと古いものが融合している不思議な風景だった。 

 物価も日本とほとんど変わらず、市場やスーパーでは日本より安価な果物や野菜が購入できた。有名なアーケード街では高級店が多く立ち並ぶが、脇道に入ると日本と同じ価格帯で楽しめる個性的なカフェの集まっていた。また治安が良く、夜でも安心して街を回ることができた。 

 観光地としても、街中にはトラムという路面電車が走り、一部区間を除き無料で利用できる。つたない英語であっても、店員や職員がしっかりと話を聞いてくれるので、意思疎通がとれた。人種性別問わず、親切でフレンドリーな人が多かった。日本からは直行便が出ており、物価も時差も気温も日本と大差がないので、初めての海外旅行にはもってこいの都市なのではないだろうか。海外旅行初心者も経験者も、ぜひメルボルンを訪れて欲しい。