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【企画】日本ラグビー大躍進 オリンピックとの違いを見る

先日、「2019ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、年間大賞にはラグビー日本代表のスローガンとなった「ONE TEAM」が選ばれた。さらにノミネート30語には、「ONE TEAM」の他に「にわかファン」、「笑わない男」などラグビーに関連する語が複数選ばれており、このことから今年日本で開催されたラグビーワールドカップがいかに盛り上がったかを物語っている。 

 ラグビーワールドカップは1987年に第1回が行われ、9回目となった今大会が初の日本での開催となった。日本代表は、過去一度も達成することができなかった決勝トーナメント進出という長年の目標を、グループリーグ1位という史上初の快挙で達成することができた。さらに、各メディアがラグビーワールドカップを大々的に取り上げたことにより、多くの「にわかファン」と呼ばれる人々が現れ、大きな話題にもなった。また全国12の開催都市やキャンプ地では、地元の人々やボランティアが海外からの観戦客や選手に向け、各チームの国歌や伝統的な踊りを披露し、おもてなし精神で歓迎した。 

 来年に開催が迫った2020年東京オリンピックでは、7人制ラグビーが正式種目に選ばれている。この種目はワールドカップの15人制ラグビーに比べて試合時間や戦術も異なるため、 

選手に求められるスキルも違ってくる。その中でも、今回のワールドカップで大活躍した福岡堅樹選手は、オリンピックでの活躍も期待されている。 

 ラグビー日本代表は今回のワールドカップで世界中を驚かせたが、2020年東京オリンピックでも更なる活躍を期待したい。