企画

【企画:レポートとともに生きる】第2回 レポートの天才から学ぶ

本学に入ったからにはレポートからは逃れられない人が多数いるだろう。そこで今回、実験レポートで優秀な成績を収めている工学部の学生に話を聞いた。 

実験の上手い下手はレポートに影響しますか? 

―もし実験中に失敗してしまったら、その原因と改善点をレポートに書かないといけません。また、予想していた値が出なくても、その原因について考える必要があります。ただ、失敗してしまっても成績に影響することはありません。ミスを恐れずに実験をやっていけば良いと思います。僕は過去に、中和滴定で酸性の溶液を塩酸で滴定してしまいフェノールフタレイン溶液が全く反応しませんでしたが、成績に全く影響はありませんでした。大事なのは、実験やレポートに取り組む姿勢だと思います。 

真面目に実験ノートを書き、実験を理解するために読み込んでいますか? 

―実験は理解していませんでした。実験が終え、レポートを書くときに参考文献を使って初めて分かる、という実験がほとんどでした。実験ノートには、概要、使用器具、手順など要点しか書いていません。丸写しでは頭に全然入ってこないので本末転倒だし、時間がもったいないです! 

レポートで一番困ることは何ですか? 

―私の学科では主にグループで実験をするのですが、実験結果の共有が遅くなったのが一番困りました。レポートは結果ありきで書いていかなくてはならないので、結果がないと何も進みません。また、同じグループの人は同じ参考文献を使うので、参考文献も共有しないと書けないので大変です。 

レポートを書く上で、一番に心掛けていることは何ですか? 

―私が心掛けていたのは、「自分の言葉で、自分の考察を書くこと」です。同じ学科の人が全員同じレポートを書いているので、その中で『自分のレポートにしかない』考察があれば読み手により関心を持ってもらえると思います。レポートを書いている私たちも大変ですが、読んでいる先生たちも大変。ですから、少しでも読み手に飽きさせないようなレポートにしたかったんです。 

レポートは、手書きとパソコンのどちらが良いでしょう? 

―どっちもどっちです。手書きも慣れれば効率よく書けるようになりますし、パソコンも慣れれば問題ないです。 

新入生に、一言アドバイスをお願いします。 

―レポートは計画的にやれば終わらないことはありません。慣れです。頑張ってください。 

http://tuspress.jp/2018/03/03/%e3%80%90%e4%bc%81%e7%94%bb%ef%bc%9a%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e5%85%b1%e3%81%ab%e7%94%9f%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%80%91%e7%ac%ac3%e5%9b%9e-%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%aftex/ http://tuspress.jp/2018/03/04/%e3%80%90%e4%bc%81%e7%94%bb%ef%bc%9a%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e5%85%b1%e3%81%ab%e7%94%9f%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%80%91%e7%ac%ac4%e5%9b%9e-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%9a%e3%80%80%e3%83%80%e3%83%a1/